トラフ展 インサイド・アウト

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建築的視点で空間以外のモノを創るということはどういうことなのだろうか?
現在、ギャラリー間で開催中の トラフ展 インサイド・アウト を観てそう思いました。

10年以上にわたって建築とその他(インテリア、プロダクトなど)をフラットにして活動されてきたトラフのお二人。
そのプロジェクトを一同に眺めることができました。
展示構成ですが、愛くるしさ漂う雰囲気で街のように感じる展示を外側から眺めるコト(3F_展望台から街を眺める感じでテーブルにおかれたモノをみる)、それと反転して空間として感じるようその展示を内側から眺めるコト(4F_実際に街を歩いているように3Fの展示を撮影したスライドをみる) ができるというあたかも街や建築を体感するようになっていました。

建築をデザインしていると、鳥になって空高くから眺めた視点、人の眺める視点、蟻のように小さいな部位を眺める視点などいろいろな角度からモノを眺めています。
特に、鳥になって空高くから眺めるという全体を広く把握する態度は建築ならではだと思います。
その眺めからどんな存在としてデザインするかは、建築家それぞれ。

建築をつくるときは家具のように、プロダクトをつくるときは建築のように、と考えるトラフのお二人。
勝手な想像ですが、そのモノが主体という主役としてだけでなく、背景(風景)という存在にもなりうるようにデザインしているのかなと。また、巨大でマッチョな存在ばかりが建築ではないのだよと教えてくれました。