訪問_ひくま子育ち支援の家


竣工してから1年半が経った ひくま子育ち支援の家 に先日お邪魔させて頂きました。

中庭を充実した居場所にすることを主題にした建築なので、まずはその様子を拝見。
シンボルツリーのヤマモモと築山、お花や植栽、家庭菜園、砂場、可変式の遊具と多様なモノが適度な距離間でありました。
外遊びの様子を直接みれませんでしたが、
『 かけっこしたり、水やりしたり、木登りなどなど、怪我無く思い思いに楽しんで遊んでいます! 』と。
幼児や学童が体を動かしたい発散させたいという思いと共に、先生方が安心して見守りたいという思いをこの中庭が受け留めてくれているようで安心しました!

ところで、この計画では最終的に建築の存在を主張することは辞めて全体的に引いて見守るような雰囲気にデザインしました。
というのも、敷地周囲が密集しているように感じ且つ裏のような雰囲気があるということ、また建物内部と同等以上に中庭(園庭)を充実すべきでなかろうかという思いからです。
ですので、建築自体は背景のような存在で人やモノが入ると活き活きしてくるように感じると思います。

さて、設計時にお話をしてくださった通り、道路側にも少しずつ緑を植えてくださっています。
植栽がより楽しげな雰囲気をかもし出すように、且つ奥行きをより感じさせることを意識して既存のブロック塀をオレンジ色にしていました。
緑があることで、散歩する人の会話のネタになったり、気持ちを和ませたり、街の彩りに貢献しているように思います。
今後、どんどん育っていく様子を期待しています!