1970年代 建築家の言説 60歳代_前川國男

■1970年代における建築家の言説_60歳代_前川國男

20年前、学生だったころ札幌から熊本へ建築探訪しにいった。
その時に見た建築の一つ、前川さん設計の熊本県立美術館(’77)。
悠然と熊本城がたつ公園の一角に位置しているのだが、存在を消すかのようにひっそりとある。
多治見モザイクタイルミュージアムをつくられた建築家・建築史家、藤森照信氏いわく、「石垣の下に動物が伏せている」ようであると。
そんな控えめな印象の外観ですが、すごく心地良い場所であったことは今でも覚えています。

代々木第一体育館、東京都庁などをつくられた丹下健三といつも比べられる前川さん。
丹下さんとくらべると、華やかさが欠ける(大変失礼な表現でありますが)。
ただ、ボクが歳を重ねたこともありその良さをようやくわかるようになった。
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東京帝国大学(現東京大学)を卒業後、パリにてコルビュジエに哲学を、日本にてレーモンド(フランク・ロイド・ライトの弟子)に技術を学ばれる。
アトリエが当たり前であった時代に、社会との関係性を意識して組織事務所の基盤をつくられた。
また、建築設計という仕事のプロフェッションの確立のため、現在の日本建築家協会(JIA)の前身、日本建築家協会を発足された。

70年代に入ると打込みタイルと呼ばれるレンガを外装にまとった建築をつくられます。東京都美術館や熊本県立美術館など。
また、いまではオフィスビルはガラス張りが主流ですが、
その中で皇居前にある、外装をレンガ仕上げの東京海上ビルは異彩を放った雰囲気を感じてしまいます。
近いうちに、熊本県立美術館に再訪したい。そして、学生貧乏旅行を懐かしむようにご当地で食べた辛しレンコンを食べたいぞ。
@amarnyo  
建築・アート・風景を中心に日々の思考を記録しています
その思いが建築設計とどう結びついていくのかご覧いただけたら幸いです
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