清宮質文 あの夕日の彼方へ @茨城県近代美術館


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■清宮質文 あの夕日の彼方へ @茨城県近代美術館
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清宮質文(せいみやなおぶみ)の木版画をみに水戸へ。
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モチーフが、蝶や炎など身近にある(今は身近じゃないかも)、はなかい存在を題材にされていた。
どの作品も内省的な雰囲気があるので、みていてハッピーな気分にはならないけれど、気持ちを落着かせてくれる。
そして、動きの瞬間を留めたような構図であるため、何かこの先の物語を想像したい気分にもさせてくれた。
特に、「蝶」1963、「夕の道」1973、「深夜の蝋燭」1974、「晩秋の公園裏」1977、「窓辺の燭台」不詳、に魅力された。
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世の中が、高度経済成長やバブル経済でワイワイやっていた1960年~80年という時期でも
生死を感じさせる観念的な作品をアトリエにこもって一人で制作されていたのだから凄みを感じてしまう。
若い頃の戦争経験が影響しているのかなと思えてなりません。
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建築・アート・風景を中心に日々の思考を記録しています
その思いが建築設計とどう結びついていくのかご覧いただけたら幸いです
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