建築巡礼_水戸芸術館

■建築巡礼_水戸芸術館
.
清宮質文展を観に行った際に立ち寄った水戸芸術館。
磯崎新によって設計された建築(担当は青木淳)。
音楽・演劇・美術の専用空間を持つ文化施設で、館自体の自主企画で運営されているようです。
.
1990年に開館したので、もうじき30年。
100億かけてつくられたようで、石やチタンなど長持ちしそうな素材がふんだんに使用してあります。
ただ一見豪華につくってあるけれども、居心地がすごくよくてすごく良くてビックリさせられました。
丁度伺ったときに、地元在住であろうお子さんがキャッキャ、キャッキャと気持ち良さそうに広場で遊んでいました。
そのことが心地よいという印象を助長させているのかもしれないけど、それを抜きにしてもやっぱり良いなと思ってしまう。
.
まず、分節して程よいスケールの建物。その建物によって囲まれた、芝生のある広場。
ここの気持ち良さにやられてしまった。特別な何かがあるわけではないけれど、しばらく佇んでいたくなる気分になりまして。
子供たちにとっては、ちょっとした段差や不連続の壁があることが面白いようで走りまわっていました。
.
その広場をぬけて建物内に入っていきます。
コンサートホール、劇場、ギャラリーを拝見できませんでしたが、その手前のエントランスホールやラウンジを見学。
広場よりさらに厳かな雰囲気が漂っていました。そして、各ホールへ入る際の手前は白い空間+トップライトから光を浴びることで心理的にスイッチングさせてくれる演出があってこれまたやられてしまいました。
それはともかく、身近に感じられ親しみやすい公共スペースがあることが非常に羨ましく感じられました。

.
ところでこの建築の延床約2万2千㎡。これを1年強で設計、2年で施工。
ほんの少しだけ体験しただけですけど、このクオリティはとてつもなく設計者はこの時期どのように過ごされていたのか考えただけでも身震いしてきます。
.
コストをなるべく抑える方向へシフトしている昨今。バブルの頃につくられたポストモダン建築にはいろいろ批判はあろうかと思います。つくるにあたってコストをどうかけるかはその都度議論が必要ですが、よい素材でよいものをつくって長くつかうという良い事例を見れて良かったです。坪単価を考えると当時としては安い方の部類ではないかと思うし、現在でもつくるものによってはこのぐらいの費用をかけてつくって欲しいなとも。
学生の頃少しは見ましたが、食わず嫌いのような感じでポストモダン建築を見ようとしなかったことを反省。今後、ポストモダン建築もしっかり見ていきたいと思いました。

.
.
.
建築・アート・風景を中心に日々の思考を記録しています
その思いが建築設計とどう結びついていくのかご覧いただけたら幸いです
WORKS ⇒ http://amnhrs-a.jp/?cat=3
BLOG ⇒ http://amnhrs-a.jp/
.
#建築 #建築家 #architecture #architect
#設計 #設計事務所 #建築デザイン #デザイン #design
#建築写真 #architecturephotography
#ポストモダン
#磯崎新 #青木淳 #日本 #茨城 #水戸 #japan #mito