外部空間の設計(1975)_芦原義信


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■外部空間の設計(1975)_芦原義信
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大学生の時に購入した書籍。設計演習の課題をするにあたって参考にした記憶があります。
約半世紀前の論考。端正なデザインを志向されていらっしゃいますがそこには常に人へのまなざしが感じられます。
そして、外部空間の設計論ではありますが、建物の内部空間をつくる上でも非常に参考になります。
また、そのデザインはある意味、教科書的でわかりやすいです。
ですので、基本を見直すという意味で再読。箇条書きですが、気にとめておきたい事柄を記します。
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1.基本概念
・空間は基本的に一つの物体とそれを知覚する人間との間に生ずる相互関係によって形成される
・建築における外部空間とはなんであろうか
・Pスペース(空間の積極性/求心的/収斂性)、Nスペース(空間の消極性/遠心的/発散性)、PNスペース(複合空間)
・空間の浸透性(内外領域の境界) 《ex.軸組木造と組積造の違い、 教会と神社の違い》
・建築における記念性

2.要素
・one-tenth theory  外部空間スケール:内部空間の寸法の8~10倍
《ex. 内部_4畳半(2.7m) ⇒ 外部_ 2.7mx(8~10倍)=21.6m~27m 》
・テクスチュア オーヴァ・テクスチャ

3.設計技法
・間取り_ Sm(スペースM/運動の空間)、Ss(スペースS/停滞の空間)
 ⇒ 末端に何か魅力を配置、 外部の秩序を建築の内部に意識的に浸透させる
《ex.浅草寺、ロックフェラーセンター・チャンネルガーデン、琵琶湖と瀬戸内海、ソニービル》
・空間の閉鎖_ 入隅、壁の配置
・ヒエラルキー_ 節(nod)
・シークエンス_ 伏線
・その他_高低差、縁(ふち)、水 《ex.サンマルコ広場、厳島神社、駒沢オリンピック公園中央広場》

4.空間秩序のつくり方
・足し算(遠心的)と引き算(求心的)
・内的秩序と外的秩序

5.あとがき
ゲシュタルト心理学、 空間の構成、 創造性の涵養、 和辻哲郎
ダゴベルフライ 比較芸術学、
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その思いが建築設計とどう結びついていくのかご覧いただけたら幸いです
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