やわカク102 よもやま話

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無垢材は突板などにくらべて本物であり価値があるのだという、
ただそれだけの理由で使用を決定することに以前から違和感を感じていました。
もちろんその考えを否定する気はないけれど、もっと別の理由で無垢材を使ってみたいなと思っていました。
そんな思いを実際にカタチにできたのは、カクダイ製材所さんと知り合ったことからでした。

今年の6月、妻が長野のカクダイさんを訪ねていくのに同行しました(半分ドライバーの役割ですが)。 嫁の目的は、カクダイさんから安く提供して頂いた木をつかってプロダクトをつくったので、そのお礼をかねて渡しにいくことでした。 それなので、小話して午前中ぐらいにはお暇しようかなと思っていましたが、結局朝から晩までお世話になりました。 先方についてお礼をかねてプロダクトをお渡ししてそうそうに、製材所の奥さんのご家族の話にスライドして2時間。 予備知識のある嫁は話についていっているけど、はじめてのボクは一生懸命聞いているけれどチンプンカンプンで。。。 そして、お昼になったので近くの和食屋さんへ。 その後、DIYでつくったという別荘につれていってくれて、そこでさらによもやま話。 たとえば、息子さんたちが学校でつくったタテ1.5mヨコ2.0mぐらいの画が飾ってあってそのエピソードを。 朝から晩までおもてなしをしてくださり、おなかいっぱいになりました。 奥さんはおしゃべりがお好きなのかすごくお話されますが、好対照で旦那さんは物静かなので一見奥さんの方が強そうにみえます。 だけど、奥さんはすごく旦那さんを大事に思っていて、たてていらっしゃることが話していると伝わってきました(というより旦那さんLOVE感が)。 そんなご夫婦の温かい人柄に接していたら、一緒に仕事をしたいなとだんだんなりまして。。。

今回、カクダイ製材所さんと知り合うことになって実際にモノをつくるところまで出来たのはよかったです。
ただ、木の加工技術などまだまだ知らないことだらけで、そこをもっと知ることで表現にフィードバックできるのではないかと感じています。
とりあえず、今回使用したクリが生育していた山をまだ見ていないので、また長野へ訪ねていきたいと思っています。