岡本仁 MY DAYS BEFORE INSTAGRAM 記録でも記憶でもない何か 

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先日までBOOKS AND PRINTSで開催していた 編集者・岡本仁さんの写真展について。
全く持ってこの業界のことを知らないのでどれだけスゴイ人なのか知りもせずに、
ただ編集者が個展をするって何だろう? そんな興味本位の思いからトークイベントに参加し展示をみた。

岡本さんは今回の展示構成を絶賛されていた(展示構成は+ticの陽一郎くんが担当)。
というのも、自分はポラを壁に配置することを考えていたのだけど、昆虫の標本をみるような形の展示であった。
それにより、見る体勢が違うのでいままで見ていた景色とかわって同じ写真なのに違ったもに感じる。
だから、もう一度改めて見つめ直してみようと気になったと。

また、イメージでなく物質として扱っているからできたという発言にも気が留った。
というのも、私にとって建築がいかに物質として面白い存在としていられるかといのうがデザインする上で課題の一つと思っているので。わざわざその場所に行かなければ感じえないモノをつくりたいとも。 
(勿論、イメージであるからこそできることってたくさん在り、毛頭それを否定する気はさらさらない。
 たとえば、多くの他者と広く早く共有できるのは最たること! )

ところで、ポラロイドがそうであったようにインスタグラムもいつかなくなってしまうと思っているよう。
だからこそ、今を楽しむんだ!と宣言されていた。 
勿論、節操なく無鉄砲に何でもやっても良いという訳ではなく、あるポリシーを持ちながらだけど。
魅力的な大人をみてエネルギーを貰い、私も建築デザインをもっと頑張ろうと思った次第。