年末年始に読んだ本について ■日本の起源

年末年始に読んだ本について
■日本の起源  2013年初版

古代/中世/近世/近代/戦前/戦後というくくりで「起源の歴史」が語られた書。
通史ではなく、問題史であることが特徴。

<安定とは予測可能性が高いということですが、日本社会の秩序は、おそらく諸外国に比してもかなり大きな部分が「予測可能性を高める」ことで成り立っている。しかし高まりすぎると、かえって人々が先例の囚人になったような不自由さを感じはじめて、壊してしまう。その繰り返しが、日本史の本質なのかもしれません。>
という言葉が印象的。

それと、 「変わらないもの(変えようとしたけどループして元に戻ってしまう) / 変わっていくもの」
2軸併行してモノゴトを捉えるのが自然であり、面白いのではないかと本を読んでいて思った。
そして、「 新しさ と なつかしさ 」をデザインポリシーとして建築の設計に取り組んでいるのだけど、その客観的説明にこの本が役立つなとも。

#日本の起源 #東島誠 #與那覇潤
#ブックデザイン #鈴木成一
#通史 #問題史 #歴史学 #天皇
#建築設計