遠くからでも見える人_森北伸展 絵画と彫刻

青森県にある十和田市現代美術館で開催中の森北さんの個展「遠くからでも見える人_森北伸展 絵画と彫刻」。
絵画と彫刻、そしてスケールがさまざまに展示されていました。

数年前、友人に誘われてアトリエに伺って以来、作品をおっています。
今回は、あいちトリエンナーレ2016でのライムライト以来。

宇宙(たとえば宇宙探査機や宇宙外生命体)や古代という事柄をイメージすると
作品に対する興味がわいてくるかと思います。
古代という過去とまだ見ぬ未来、
そしてアリのような小さなモノと宇宙という大きなスケールのモノ、
それを眼前にあらわしてくれることでいろいろ想像させてくれます。

さて、ボクはこうである!と言い切らず、こっちでもありあっちでもあるという雰囲気が
こちらのイマジネーションをかきたててくれる。
それは中途半端と捉えられたり、わけがわからないと括られてしまうかもしれない。
そして、一般的な教えではこのような表現や言い回しはNGとされてしまうだろう。
情報化が激しく、スピードを求められる社会にあるのだから。
だけど、意味を固定化せずに浮遊させた状態は、見る側のこちらとしては何とも心地よい。

それはさておき、森北さんの作品は少なくとも、見ていて楽しいし面白い。
ウォーリーをさがせ!じゃないけど、観察すればするだけ見えてくることがある。
ただ、見る側のこちらは、試されているようでもあるけど。
引き続きみつづけたい。