熊谷守一 生きるよろこび @東京国立近代美術館

昨年末の青森旅行について_4

青森に行く際に立ち寄った展示会
熊谷守一 生きるよろこび @東京国立近代美術館

晩年の画風は、日常にあるものをシンプルそうに描かれているので、
愛らしいとか、カワイイとか思いつつも、ついなんてことはないと思ってしまいます(失礼な話しでありますが)。
ただ、何もないところからコレを描くことはできるだろうか? しかも、この活き活きとした感じを描けるだろうか?
そう思い画をじっくり見つめていると少しずつ凄さがわかってきました。
ところで、何を思い画を描き続けていたのかな?と思いました。70歳、80歳でも精力的に描かれていたようなので。

「世の中のしくみを表すあらゆるものに心挽かれ、探求せずにはいられない」
「目に見える世界の背後に隠された秩序を見出そうとする態度」
_図録 蔵屋美香記述より

結果的だと思うのですが、思いがあるから続けられたんだろうなと。
はじめの動機はなんであれ、夢中になる思いがあるとなんてことのないことも楽しいはず。
だから、楽しさは与えられるものでなく、自分でつくるものだと思えてきます。

さて、今年の5月に「モリのいる場所」という熊谷守一のエピソードをもとにした映画が公開されます。是非とも観たい。

#熊谷守一 #生きるよろこび #東京国立近代美術館
#闇と光 #色と色 #音と色 #赤い輪郭線 #植物 #昆虫
#映画 #モリのいる場所 #主演 #山崎努