磯崎新と藤森照信のモダニズム建築談義

■磯崎新と藤森照信のモダニズム建築談義
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お盆の辺りに読んだ書。
目の前に見えることだけでなく、その成立過程など背景に思いを寄せることができると探求はつきることがなく、楽しくいられそう。
磯崎さんと藤森さんの対話をみていると無邪気なこどものように思えてくる。うらやましい。
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さて本について。第二次世界大戦後、日本のモダニズムが丹下さんを中心に花開くその成立過程について、
レーモンドと吉村、前川と坂倉、白井と山口、大江と吉阪、それぞれのエピソードを丹下さんを交えて辿られています。
1920年~60年と戦前、戦中、戦後のありようをみていると、戦争によって思想としては分断されてなく(物理的には分断されていますが)脈々とつながっていて今にあることが伺えます。
というのも、日本国では建築は美術や文学などの思想表現の分類に括られず、工学(テクノロジー)としてみなされていたので、戦中に弾圧されることがなかったようで。
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