■絶賛調整中
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現在設計を始めて２年ほど経過している、すまいとしごと場がセットの併用住宅ｍｔｋ（画像は検討模型）。
工務店さんに協力願いをした概算見積（実施設計の７割程度の精度で）を先週いただいた。
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理想と現実の隔たりを目の当たりにして、クライアントをモヤモヤとさせてしまっている。
計画している内容と金額に隔たりがありそうなことを見積前に説明してあっても、いざ現実をつきつけられると気持ちがヒリヒリする。 一緒に決めて進めてきた計画内容で随分と思い入れがあるだけに。
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ではクライアントにそのような心労をかけず、固くバッチリと金額をあわせた内容で最初から設計したらとも思う。
でもそうなると設計する側の考えが縮こまったり、クライアントにそれは予算にあわないからやめましょうなどの理由を多くつきつけてしまいそうで、設計中の楽しさが相当薄れてしまうのではないかと思う（予算に対してあまりに外れてしまいそうな場合は止めますが）。
せっかくオリジナルでつくるので、完成する建物の出来具合だけでなく設計過程をふくめて納得感は得たいだろう。
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自分が提供している設計は、一品生産なので予定調和がしにくい性。
どちらを選択してもクライアントをモヤモヤさせる状況は大なり小なり発生させてしまう。
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それなので、まずは設計側が全て背負い込んでかかえこんでしまうのではなく、設計の中身をできうる限り理解をしていただくよう、そして一緒につくっているような気持ちになってもらえるよう努力をしている。
当たり前に聞こえるかもしれないけれど、この当たり前がなかなか難しい。というのも、数限りない決定をしてきたことのどこまで説明するのか。時間的制約、細かく話をすることで逆に混乱させてしまう恐れなどがあって。
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減額調整。
クライアントはボクのところに依頼する前から相当の時間、この計画のことを考えてきていて強い思い入れがある。
こちらもそれに負けないぐらいの思いを込めて設計を進めてきた。 だから計画の内容に強い思い入れがある。
そこから内容を調整するのはやはり躊躇いがでたり、いろいろな選択肢があるなかでどこから手をつけたらよいのかと頭の中だけで考えていると悩んで止まってしまう。
こんなときこそ、焦らず落着いて、順序だてて整理してやれることをコツコツ地道に積み重ねていくことが大事。
まだゴールがみえてないけど、粘って粘っていこう。 マラソンランナーのノリで。
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