Portugal_Overseas training 37_建築22_セラルヴェス現代美術館2

■Portugal_Overseas training 37_建築22_セラルヴェス現代美術館2
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内部について。書きたいことはアレヤコレヤありますが、ここではメインホールのみについて書こうと思います。
普通、建物に入るとすぐにメインホールがあると思うのですがここではそうではありませんでした。
受付対応など人の滞留を考えるとホールをすぐ持ってくるのがセオリーかと思うのですが、ここでは受付スペースを別にし奥にホールを配置。なぜそうしたのかはっきりと断定できませんが、恐らく内側(作品鑑賞)への意識を高めさせるべく外側と一定の距離をとったのではないかと思っています。 オペレーション面で不安要素満載なので安易にマネしちゃ駄目だと思いますが、慣例を見直すこと見つめてみることの大事さを感じました。
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さてこのホール、諸室(各展示室、ギャラリー、ショップ、カフェ)へそれぞれに向かえる交差点になっています。そこをポルトの広場のような雰囲気でデザインされていました。それで展示室側からホールへ向かう視点をもってわかったのですが(残念ながら写真を撮り忘れ。。。)、この空間、実はシンメトリーの形態がおおもとにあります。シンメトリーとは思えない付属の壁や装飾がいくつもあって、始めは全く気づかなかったのですが、実はシンメトリーの形態がベースにあります。古典、過去への敬意や引用をしているのではないかと。何かを忍ばせるということもまたなかなかに面白く感じました。

つづく
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