公共建築 入札

■公共建築 入札
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今年度より浜松市の公共建築の入札に参加させて頂いています。
入札により、公共建築物長寿命化計画における施設劣化調査業務(学生時代によく通った陸上競技場を久々に訪問できた!)と、市内の小学校体育館の改修工事監理業務を受託しました。
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テクノロジーが発達したおかげで日常では物の劣化のことを至極忘れさせてくれる。
けれど、全ての物は劣化する運命にある。そのことを半世紀、四半世紀前に建てられた建物をよくみることで痛烈に感じさせられた。人間の肌のシワ・シミ、筋肉のたるみと同様に、建物も生き物で塗装の剥がれや躯体のひび割れなどが時間と共に少なからずでてくる。その劣化具合は多様な要因(設計の有り様、建物の使い方、メンテナンスの頻度)があるだろう。
どうメンテナンスをするべきか、そもそもどうデザインしたら良いのかを考えさせられた。
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まだまだ若輩もので、メンテナンスという観点では感度が低い。
過去の古い建物を調査する業務経験をそれだけで終わらせず、新築やリノベーションの設計にフィードバックしていきたい。
またモノにあふれたこの時代だから、過去を通じて学び未来にむけて良きものをつくり残したい。