建物は、掛川市郊外で元は田畑であったところを大規模開発で住宅地と共に商業施設を誘致させたところに位置し、大型スーパーの敷地の一角（かなり脇に）に配置と共に外形も決められたところから設計がスタートした。
ランドリーのすぐ横に、同時運営する喫茶店がある。その建物は、屋根が瓦で外壁は漆喰とレンガという昔の倉をイメージした和洋折衷の様式である。 内部は古民家を思わせるような木の構造材が表しで且つ黒い塗装によりシックな趣がある。 ランドリーはそちらのお客さんを取り込みたいことを考えているので、設計では喫茶店との相性が良くなるようデザインを試みた。
平面はシンメトリーに、立面は片流れの屋根とし正面玄関側の軒を低く抑えた。 コストの面から仕上げ材は低価なものとしているが、喫茶店との関連をもたせるべく、外装を黒と白と茶色をもちいた。また、内装は清潔感をもたせつつもシックになるよう天井を茶色、床をコンクリートに朱色で染色した。
設計： 天野寛志建築計画事務所
施工： 株式会社ビルド２１
ロゴ： Chizu Ogai research+design
サイン： 株式会社エッジ
写真： トロロスタジオ（谷川ヒロシ、横山リサ）
⇒ 計画段階イメージ