市橋美佳  月ピンクひまこれっきりすきなものは

鈴木しづ子の句と共に。

このたび、市橋美佳作品集 『月ピンクひまこれっきりすきなものは』の刊行を記念して、展示を開催いたします。

陶と、音や言葉の持つものがたり性とをのびやかな感性で合わせ、陶板や“鳴リモノ”などの作品に落とし込んでいく市橋美佳。戦中・戦後に、鋭くもみずみずしい表現で注目を浴びた女性俳人・鈴木しづ子。時代とジャンルを超えて重なり合い、響き合う2人の作品世界を、会場のしつらえとともにお楽しみください。

photo ©️関谷亮子 (Instagram @sekiyaryoko)


市橋美佳 (いちはし みか)
陶芸家/1972年岐阜市生まれ。生活用品の企画デザインの仕事を経て、多治見市陶磁器意匠研究所を修了。独立し器の制作を続ける。その後「記憶の中の情景は個別の時間が流れている」と思い描くようになり陶板や鳴リモノなど想像を形にする。
URL: ichihashimika.site
Instagram @ichihashi_mika

Special Sweets by 茶菓小 [chakako]

岐阜県多治見市に2021年8月にオープンしたおやつとお茶のお店「茶菓小」さん。作品集の撮影場所にご協力いただいたご縁から、今回の展示のために、作品集をイメージしたお菓子をオーダーしました。会期中、会場にて販売いたします。
Instagram @cha_ka_ko

茶菓小

Exhibition Info

【会期】2021.11.6(土)–23(火・祝日)
    CLOSE:火・水・木曜
    ※作家在廊日:6(土)、7(日)、23(火・祝)
【時間】月・金 16:00–20:00
    土・日、23(火)13:00–18:00
【会場】[ギャラリー あ] 天野寛志建築計画事務所 1F
【住所】浜松市中区曳馬5-4-65/遠州鉄道曳馬駅より徒歩5分/駐車場6台

■入場無料/展示作品の販売もいたします。


Publication

【限定300部】
市橋美佳 作品集 『月ピンクひまこれっきりすきなものは』

俳人・鈴木しづ子による俳句19句を市橋みずからが選び、それらをインスピレーションとして制作・セレクトした陶芸作品30点とを組み合わせた作品集。しづ子の見ていた風景や心象を想像させるかのような作品たちと、しづ子のことばたちで構成された、物語のような1冊です。

鈴木しづ子 | 1919年6月9日、東京神田生まれ。俳人。戦時中は岡本工作機械製作所、戦後は東芝府中工場に製図工として勤務。俳句は1943年頃から「樹海」に依り、主宰の松村巨湫に師事。48年に職場結婚するが、一年余で離婚、ダンサーとなり、駐留米国黒人兵と同棲。53年、岐阜県各務原から失踪、その後の消息は不明。

[ご購入]
ギャラリーあ オンラインショップ
https://gallery-a.stores.jp

《展示会場でもお買い求めいただけます》