現在、ケアへの強い思いをもってサービスをするためのプロジェクトを設計という立場で一昨年から進めています。 そのプロジェクトで使用をしたいと思っていた建材をリサーチで先日、大阪へ。 漸くコロナも大分落ち着いたということで。
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アートといっても過言ではない独自の突板をつくる 安多化粧合板 さんに伺いお話を聞いた。 野菜もそうだけど、純粋無垢なカタチや表情のものが良いもの！という基準が木材にもある。 ただ、それとは違う価値観でものづくりをされている安多さん。 各担当者自らが山に入り、木を選び、加工し、デザインして、つくる。分業制ではなくお一人お一人が全てを担う。 だから、素材の声は勿論のこと、自分の心の声にも確かに一つ一つ吟味をしながら進めれている様子。 それは、登山にも似たような感覚なのか。
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風景をつくりたいと安多社長はおっしゃっていた。 確かに、この突板からは雄大な自然を想起させる力がある。 加工はしているけれど自然を想起させるモノの力があり、この突板を建築という人工物の中にいれることで自然に思いを馳せ感じる機会になるのは素晴らしい。 大分、自然とは遠く離れた都市生活をしている現代人にとっては。
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突板の製造は一般的に丸太を乾燥させてからスライスをする。 だけれど、安多さんのところは逆の方法でスライスしてから乾燥をかけると。 ただ、そうした工程にすると波打った形になり加工に手間がかかりそうだが、手間をかけただけの生まれる質感があると。 また、木目の表情の選定や配置も独自のやり方によりユニークな突板がつくられている。 その思いが活かせる場でこの突板を使いたいと思わされた。
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こちらでも、３時間以上もかけて丁寧に商品やそもそもの思いについて説明してくださいました。 安多社長、ホントにありがとうございました！
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